Tシャツの種類が知りたい!形を理解してTシャツ制作に役立てよう

目次

オリジナルTシャツを作りたい!どんな種類があるの?

オリジナルTシャツを製作する際に悩みの種になるのが、Tシャツのデザイン性です。Tシャツにはさまざまな種類があり、シルエットによって相手に与える印象が変わります。また、素材次第で使い心地も変わるため、どのようなシーンで着用するのかを事前に考えておくことが大切です。

今回は、オリジナルTシャツ製作におけるTシャツの種類や、素材の特徴などをご紹介します。デザインや素材について学び、末長く愛用してもらえるTシャツを作っていきましょう。

そもそもTシャツとはどんな服のこと?

Tシャツは私たちにとって身近なファッションアイテムのため、定義について考える機会は少ないですよね。Tシャツとは、襟がついていないメリヤスのシャツを指します。メリヤスは、綿糸や絹糸などで機械を用いて編んだ生地や、その製品のことです。

メリヤス製品は伸縮性が高いことが特徴で、Tシャツも例外ではありません。Tシャツの定義では、上記の「襟がついていないこと」と「頭から被って着用できること」が大切なポイントです。もともとは、アメリカ軍が肌着として作ったものがルーツだといわれています。

首元が丸いカーブを描いていることもTシャツの要素ですが、昨今ではVネックやクルーネックのデザインのシャツもTシャツと呼ばれがちです。

Tシャツの形の種類と特徴

ここでは、Tシャツの種類とその特徴についてご紹介します。Tシャツと一言でいっても、シルエットやデザインはさまざまです。シンプルながらも奥深いTシャツの種類を学び、理想的なデザインについて考えてみましょう。

半袖・長袖・5分袖・7分袖

Tシャツは、袖の長さによってデザインが変わります。一般的には半袖・長袖・5分袖・7分袖の4種類の長さに大別され、季節やスタイルに応じて選択します。

Tシャツと聞いたときに、多くの人が真っ先に思い浮かべるのは半袖のデザインでしょう。半袖は二の腕から肘程度までの長さを指し、5分袖は腕のちょうど真ん中付近の長さです。7分袖は肘と手首の間付近、長袖は手首までが隠れている長さを指します。

ラグランTシャツ

ラグランTシャツは、首の付け根付近から脇の下にかけて斜めに縫い目が施されているデザインのTシャツです。肩から脇の下まで縫われているような一般的なTシャツと比べて、腕が上げやすくスポーティーな印象を受けます。

左右の袖部分は、フロントと異なる色の生地を使っているケースが多い傾向にあります。胴体・右腕・左腕と3つのパーツに分かれている印象を受け、カジュアルファッションに取り入れやすいことが特徴です。

フレンチスリーブ

フレンチスリーブの最大の特徴は、袖の部分の切り返し(縫い目)がないことです。脇から脇腹にかけてサイドに縫い目があるデザインがオーソドックスなもので、正面から見ると大きな布をそのままカットして製作したようなつくりになっています。

フレンチスリーブは、半袖の涼し気なデザインの服に取り入れられるケースが多い傾向にあります。またレディースファッションに多く、上品な印象を与えるためオフィスカジュアルにも組み込みやすいデザインだといえるでしょう。

リブ袖

リブ袖は、長袖Tシャツを改造したようなデザインが特徴です。袖の部分が「リブ」と呼ばれるゴム編みになっており、伸縮性があります。

この伸縮する袖のお陰で外からの冷気をカバーできるため、秋冬用のTシャツとして使いやすいことが魅力です。またTシャツの袖をまくっても固定されやすいため、家事や肉体作業をする際に利便性を感じられます。

ワイドシルエット

ワイドシルエットは、通常のTシャツと比較したときに身幅が広く作られているTシャツのデザインです。ゆったりとしたシルエットでラフなニュアンスを感じさせ、カジュアルコーディネートやルームウェアなどに適しています。

昨今のストリートファッションブームを受け、ワイドシャツはトレンド感が光るアイテムとして人気される傾向にあります。リラックスした印象を与えるため、こなれた着こなしや余裕のある雰囲気を演出できることが魅力です。

Tシャツのネックデザインの違いは?

Tシャツのネックデザインは、おもに以下の7種類に分かれます。

  • クルーネック……シンプルな丸い形の襟。Tシャツの襟として代表的なデザイン。
  • Uネック……丸い形の襟で、クルーネックよりもより深く開いているデザイン。
  • Vネック……首周りがV字型に開いたデザイン。スッキリとした印象を与える。
  • ボートネック……縦に狭く、横に広く開いたデザイン。レディースのアイテムに多い。
  • ヘンリーネック……クルーネックに、複数のボタンが付けられたデザイン。
  • タートルネック……首を覆うような筒状の襟が付いたデザイン。襟を折り返して着用する。
  • モックネック……タートルネックのような筒状の襟が付いているが、折り返しがない。

同じTシャツでも、ネックのデザインによって印象が異なるものです。またネックデザインとTシャツの型との組み合わせでも、イメージが変わります。カラーもあわせて相談しながら、決定していきましょう。

Tシャツの生地の種類と特徴

ここでは、Tシャツの生地の種類とその特徴についてご紹介します。同じサイズ感のTシャツでも、生地の種類によって着心地や与えるイメージが異なります。生地の種類による違いを学び、季節感やTPOに沿った一着を作っていきましょう。

綿(コットン)

綿(コットン)素材で作られたTシャツは、柔らかく吸湿性が高めで、通気性や保温性にも優れています。綿はカジュアルなシーンで用いられやすく、生地・素材としてオールマイティーな性能を誇ります。ほどよい光沢感があり、普段着にも使われやすい代表的な素材です。

天然素材であるため比較的肌に優しく、下着や肌着などにも利用されます。ただし吸湿性の高さから、汗をかくとベタベタしやすいという欠点があります。肌ざわりがよく清涼感があり、汗をかかない室内のイベント用Tシャツにおすすめです。

ポリエステル

綿と同様に、Tシャツにおける代表的な素材であるポリエステル。ポリエステルは耐久性が高く、速乾性にも優れているため、スポーツシーンや屋外イベントを楽しみたい人に推奨されます。夏でもベタつかず、着用しやすい点も魅力です。

ただし、ベタつきにくい理由は吸水性の低さの現れでもあります。また静電気と毛玉が発生しやすいため、乾燥した季節には使いにくいという欠点も。

オリジナルTシャツ製作においては、多くの素材の中でも特にリーズナブルに加工できることが長所といえるでしょう。

混合素材

混合素材(混紡素材・混紡生地)とは、複数の異なる繊維を合わせて作られた素材です。例えば綿とポリエステル、ポリエステルとレーヨンなどのように、組み合わせが違っても2種類以上の素材が混ぜられていれば混合素材と呼ばれます。

混合素材は、それぞれの素材が持っているデメリットを、それぞれのメリットでカバーしている点が特徴です。組み合わせによって長所・短所が変わるため、どの素材を何%ずつ取り入れた混合素材なのかを確認してみましょう。

オリジナルTシャツ製作はヨセミテから気軽に作成!

今回は、オリジナルTシャツづくりにおけるTシャツのデザインについてご紹介しました。

Tシャツは缶バッチや簡単なアクセサリーなどと違い、自分で製作することが困難なアイテムです。工場やメーカーにアイデアを持ち込むのも、骨が折れる作業ですよね。

そこで取り入れたいのが、オンラインで気軽に注文できるオリジナルグッズ製作サイトです。

初心者でも操作しやすい作成サービス「ヨセミテ」では、世界に一着のオリジナルTシャツの製作をサポートしています。オリジナルグッズ製作が初めての人でも気軽に注文できるシステムになっていますので、ぜひこの機会に利用してみてくださいね。

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