オリジナルコースターを作りたい!おすすめの素材は?
初めてオリジナルグッズを作成する際は、商品の単価が低いものを選ぶと安心です。可能であれば、どのような世代やシーンにもマッチするようなアイテムを作成したいですよね。そこでおすすめしたいのが、オリジナルコースターの作成です。
今回は、オリジナルコースターを作成する際の素材についてご紹介します。同じようなデザインやサイズでも、素材が異なると使い心地や仕上がりも大きく変わります。ターゲットに適したコースターを作成し、エンゲージメントを高めていきましょう。
注目のコースター素材「MDF」とは?
オリジナルコースターの素材にはさまざまな種類がありますが、昨今注目されている素材が「MDF(Medium Density Fiberboard)です。MDFは木材で生成されたボードの一種で、日本語では「中質繊維版」や「中密度繊維版」と呼ばれます。
MDFの製造過程では、木材を繊維レベルまで細かく粉砕してから加工します。そのため木材加工品が危惧される「割れ」や「節」などが現れにくく、適度な強度を持っていることが特徴です。
MDFは加工性が高く、コースターのような小物雑貨から家具、建築材にまで活用されています。さらに繊維がなめらかなMDFは、表面や切断面もきれいに仕上がりやすいのが強みです。木材であるMDFは湿気に弱い傾向にあるため、オリジナルコースターに取り入れる際は塗装やシートによって表面を加工するのが一般的です。
結露に強いコースターなら「珪藻土」がおすすめ
「とにかく結露に強いオリジナルコースターを作りたい」という人におすすめしたい素材は、珪藻土(けいそうど)です。珪藻土は名前の通り藻の一種であり、底に沈殿して堆積した珪藻が化石化して生成されます。
珪藻土が結露に強いのは、無数に空いた非常に小さい穴が作用しているからです。穴には空気中の水分やニオイ成分を強力に吸着するパワーがあるため、コースター・バスマット・歯ブラシスタンドなど湿気が多いアイテムの材料として有用です。とくに高い防臭効果から、バスマットでは定番素材の一つになっています。
珪藻土で作られたオリジナルコースターは、結露によって多くの水が付着しても、あっという間にサラサラにしてくれます。ただし材質が固いため、雑に扱うとコップや家具が傷ついてしまう可能性があるため注意しましょう。
定番人気のコースター素材
ここでは、MDFや珪藻土以外のコースター作りに使われる素材をご紹介します。どの素材にもそれぞれメリット・デメリットがあり、使う季節やシーンによって適した素材が異なるものです。実際にオリジナルコースターを使用するシーンをイメージしながら、ベストな素材を選んでいきましょう。
コルク
オリジナルコースター作成において、コルクは定番人気の素材です。単価が安く大量発注しやすいだけではなく、吸水性に優れていることから、結露が多いシーンでも使いやすいでしょう。見た目や質感の温かさも、幅広い世代に受け入れられやすい要因です。
ただしリーズナブルさに特化したコルクは耐久性が低く、すぐにちぎれてしまうのが懸念点。また隙間がある素材のため、結露が大量に生じるシーンでは机が濡れてしまう場合もあります。
木製
木製のコースターは、コルクとは違った温かみを感じる素材です。コースターのデザイン性を高めたいときにおすすめで、ボタニカルな見た目はどのようなシーンにも馴染みます。
保温性に優れているため、ホットドリンク用のコースターとして活用するとよいでしょう。ただし吸水性は低く、結露が多い飲み物には向きません。カビが生えやすいため、乾燥した場所に収納する必要があります。
布製
オリジナルコースターを手作りする人は、布で作成するケースが多いのではないでしょうか。布製コースターは選ぶ素材によって特徴が異なります。たとえばデニム素材のコースターは質感が固いですが、耐久性が高く使うごとに味が出てくるのが魅力です。
コットン素材は吸水性や通気性が高い反面、洗濯機で洗えないというデメリットがあります。吸水性と柔らかさを両立させたい場合は、リネン素材がおすすめです。
フェルト
冬用のコースターを作りたい人には、フェルト素材を推奨します。フェルトは、羊毛を始めとした動物繊維を圧縮してシート状にした素材です。フェルトのオリジナルコースターの最たる魅力は、高い保温性です。
もともとは冬の寒さを越えるために動物の体に生える素材なわけですから、冷気に強いのも頷けますよね。スタイリッシュにカッティングされたものから、パッチワーク風の温かみがあるものまで、デザインの幅が広い点も魅力です。
ラバー
ラバー(ゴム)製のコースターは、厚みや重量感があります。吸水性はありませんが水をよく弾くため、お手入れ自体は比較的簡単です。
大きなメリットは「滑りにくさ」であり、デスク用のコースターとしても安心して使用できます。またラバー自体が衝撃を吸収しやすい素材であるため、コップや家具を傷つけにくい点も魅力といえるでしょう。
アクリル
アクリルはプラスチックの一種で、加工しやすく安価な素材です。ガラスのような透明性がありながら耐衝撃性に優れており、重量感も軽く、小さな子どもでも安心して使えます。
割れる際も破片が飛び散りにくいため、安全度に配慮したコースターを作りたい人にはとくにおすすめです。またデザインの幅が非常に広い点も魅力で、イラスト・ロゴ・写真・押し花など、多くの手段で創造性を発揮できます。
紙製
「使い捨てのコースターを大量に作りたい」という人には、紙製コースターを推奨します。喫茶店で出てくるような紙製コースターを、Webでは簡単に発注可能です。
基本的には一度使ったら捨てるコースターになるため、他の素材のようにお手入れの手間がいりません。作成大量は業務用に限らず、家庭でも常に清潔なコースターを使いたい人におすすめです。
複数の素材を合わせたもの
オリジナルコースターでは、複数の素材を合わせて作られた品も多い傾向にあります。代表的なデザインが、「裏地はコルク+表面はタイルや木製」です。
タイルや木製の質感はそのままに、裏地をコルクにすることで、テーブルに傷がつきにくくなります。複数の素材の良いところ取りをできる組み合わせも、前向きに検討していきましょう。
小ロットから作れるWebサービスを探してみよう!
オリジナルコースターの作成では、Webサービスによる発注が一般的です。「オリジナルコースター作成」「コースター デザイン 1個から」などのキーワードで検索すると、オリジナルグッズ作成サービスが多数見つけられます。
サイトによって扱っている素材やロット数が異なるため、まずは1個から注文しやすいサービスを探してみましょう。オリジナルコースターの量産を考えている場合は、同じデザインを使って複数の素材で発注すると、材質による特徴がつかめます。
オリジナルコースターの作成なら「ヨセミテ」で!
今回は、オリジナルコースターの素材の種類についてご紹介しました。コースターは収納スペースが小さいため、複数所持していても困りにくいアイテムです。個人利用用にはもちろん、ミニマムな商品展開やノベルティにもおすすめです。
初めてオリジナルコースターを作成する際は、グッズ作成サービス「ヨセミテ」をぜひお試しください。ヨセミテの強みは、オリジナルグッズ作成初心者でもわかりやすい操作性です。またサイト内にデザインツールを備えており、センスに自信がない人でも簡単にプロのようなデザインを作れます。
ヨセミテでは、昨今注目のサステナブルグッズも幅広く展開しています。もちろん、おしゃれなコースター作りも可能です。ぜひこの機会に、ヨセミテの商品ラインナップをチェックしてみてくださいね。