オリジナルサコッシュを製作するには?印刷の方法やデザイン案について

目次

オリジナルサコッシュを作って、ファッションをもっと楽しみたい!

現在ファッションシーンでは、ストリート系コーディネートがブームの真っただ中!またY2Kの長期ブームにも伴い、ファッション性とスポーティーなイメージが融合されたアイテムがトレンドになっています。

今回は、流行のストリートファッションやY2Kファッションに合わせやすいアイテム「サコッシュ」を作るポイントをご紹介します。おしゃれなオリジナルサコッシュを作成し、ユーザーのエンゲージメントをさらに高めていきましょう。

サコッシュとは?ポシェットとの違い

サコッシュは、肩から掛けるタイプの薄型バッグです。自転車のロードレースの選手が肩から掛けていた鞄をルーツにしています。競技の邪魔にならないように、マチがなく薄型・コンパクト・軽量であることが特徴です。

機能性が高くファッション性にも優れていることから、現在はアウトドアシーンやスポーツシーンだけではなく、幅広いコーディネートにも用いられています。同じく肩掛けタイプのポシェットとの違いは、マチの有無です。またポシェットはおもに女性用の鞄ですが、サコッシュは老若男女問わずファッションに取り入れられます。

サコッシュに使われる代表的な素材

ここでは、サコッシュに使われる代表的な素材をご紹介します。同じデザインやサイズ感のオリジナルサコッシュでも、素材によって使い心地や印象は大きく変わるものです。素材ごとの特徴を知り、理想的なオリジナルサコッシュを作成しましょう。

ポリエステル

ポリエステルは、石油をはじめとする原料から合成された化学繊維です。丈夫で型崩れが起きにくいことが特徴で、洗濯しても縮みにくく、耐久性に優れたオリジナルサコッシュを作れます。シワになりにくく虫害も受けにくいため、保管性が高いことも魅力です。

天然素材と比べて格段に軽いため、サコッシュのルーツである「軽量で持ち運びやすい」を尊重した品を作れるでしょう。熱や紫外線にも強いため、フェスやキャンプなどのアウトドアシーンでも安心して活用できます。

コットン

コットン(綿)は、木綿の種から採取される天然素材です。国土の狭い日本では国産のコットンは貴重であり、大量生産時はアメリカ・インド・中国などで採取されたコットンが用いられる傾向にあります。

抜群の肌ざわりの良さを持ち、触るだけで包まれるような柔らかな質感が特徴です。通気性や吸水性も高く、蒸れにくくサラサラした使い心地が持続します。さらに着色もしやすいため、幅広い柄や模様を楽しみやすい点も魅力です。

ナイロン

ナイロンは、石油を原料とした合成樹脂から作られた化学繊維です。現在生産されている多くのナイロンは、ナイロン6(絹に近い肌ざわり)とナイロン6,6(木綿に近い肌ざわり)の2種類に大別されます。

ナイロン6もナイロン6,6も、共通して摩擦に非常に強いことが特徴です。化学繊維特有の「シワになりにくさ・虫害の受けにくさ」が魅力で、耐寒性にも優れています。また吸水性が低く、濡れてもすぐに乾くため、海・プール・サウナなどの湿度が高いシーンでも使いやすいのが利点です。

レザー・合皮

レザーは動物の皮を加工して作られた「本革」であり、合皮は布地に合成樹脂をコーティングした素材です。レザーや合皮で作られたオリジナルサコッシュは高級感があり、とくにレザー製は経年変化も楽しめます。

質感も高級感も抜群のレザーですが、1つあたりのコストは高めです。合皮はレザーと比べて高級感や耐湿性には劣りますが、本革よりもリーズナブルに量産できます。予算やターゲットと照らし合わせながら、適した素材を選ぶとよいでしょう。

オリジナルサコッシュのデザイン作成のポイント

オリジナルサコッシュのデザイン作成では、最初にターゲット層やペルソナを設定したうえでサイズ感やデザインを決定していきます。サコッシュは男性でも使いやすい数少ない肩掛けバッグであるため、無地やペイズリー柄などの男性的なデザインも取り入れることで、販売対象を拡大できるでしょう。

サコッシュはマチがないことが前提のデザインです。他のバッグと比べて容量が少なくなるため、多くの荷物を入れたい場合はポケットやチャック部分を追加すると機能性が上がります。

アウトドアシーンでの活用を加味する場合は、防水性や耐久性も大切です。昨今のトレンドでは、通気性に優れたメッシュ素材を取り入れたり、スマホサイズのショルダーポーチとしてデザインしたりするケースも多い傾向にあります。

サコッシュのおもな印刷方法

ここでは、オリジナルサコッシュ作成時のおもな印刷方法をご紹介します。デザイン・カラーの数・一度に作る個数などの条件によって、最適な印刷方法は異なるものです。利用するシーンや販売数などに応じて、ベストな印刷方法を選んでいきましょう。

シルクスクリーン印刷

シルクスクリーン印刷は、色ごとの版を用意してプリントする方法です。色の数が少ない場合や大量生産をする場合はコストが下がります。反対に、色数が多く少量の場合は1つあたりのコストが上がりやすいため注意しましょう。

シルクスクリーン印刷は仕上がりが美しく、特殊加工にも対応しやすい点が魅力です。また耐久性に優れているため、アウトドアシーンでも使いやすいオリジナルサコッシュが作れるでしょう。

インクジェット印刷

インクジェット印刷は、プリンターから生地に直接プリントする方法です。色数が多い場合や製造数が少ない場合は、シルクスクリーン印刷よりもコストを抑さえて作成しやすいでしょう。

フルカラープリントに対応しており、複雑なイラストやグラデーションなども対応可能です。ただしコットン素材以外では耐久性が低くなりやすいため、ポリエステルやナイロンなどを使用する場合は他の印刷方法も検討しましょう。

昇華転写

昇華転写印刷やサブリメーションプリントともよばれ、専用のインクとシートを活用しながらプリントする方法です。美しいグラデーションが再現できるだけではなく、耐久性に優れたオリジナルサコッシュが作成できるでしょう。

さらに版が不要のため、小数の作成にも向いています。ただし紫外線で劣化しやすいため、アウトドアシーンでの活用には向きません。

ビニールカッティング

ビニールカッティングは、あらかじめ決まったカラーのシートをカットし、熱で圧着させるプリント方法です。ハッキリとしたわかりやすいデザインが再現できるため、視認性の高いデザインのオリジナルサコッシュが作れます。

ただしグラデーションのような複雑な表現は苦手で、基本的には1色のみの対応になります。その反面、ユニフォームのゼッケンのようなメリハリのあるオリジナルサコッシュを作りたい人にはおすすめの方法です。

オリジナルサコッシュの作成は「ヨセミテ」で!

今回は、サコッシュの意味やおすすめの素材、印刷方法などをご紹介しました。

オリジナルサコッシュは性別年齢問わずに身に付けやすいアイテムだからこそ、利用シーンやターゲット選びが大切です。実際に活用するユーザーの目線に立って、機能性とデザイン性が両立されたオリジナルサコッシュの作成を目指しましょう。

初めてオリジナルサコッシュを作る人は、オンラインサービス「ヨセミテ」がおすすめです。ヨセミテは初心者でも使いやすい操作性で、誰でも簡単にオリジナルサコッシュが作れます。まずは一度ヨセミテのホームページで、商品ラインナップや操作性を確認してみてくださいね。

目次