エプロンのサイズ目安や測り方は?オリジナルエプロン作成に活かそう

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オリジナルのエプロンを作りたい!サイズの決め方は?

数あるオリジナルグッズ作成のなかで、密かに注目を浴びているアイテムがエプロンです。性別や年齢にかかわらず、料理をする人には欠かせないアイテムですよね。現在展開されているエプロンも、シンプルなものからファンシーなものまで幅広いデザインが存在しています。

今回は、オリジナルエプロンのサイズの目安や測り方をご紹介します。店舗やブランドのイメージをアピールしつつ、ユーザーも満足できるようなエプロンのデザインを作成していきましょう。

エプロンの種類で学ぶ!サイズの目安

エプロンにはさまざまな種類があります。以下に、代表的なエプロンの形をご紹介します。

  • 胸当てタイプ
  • ショートタイプ
  • ミドルタイプ
  • ロングタイプ
  • 和風タイプ
  • 厨房タイプ

どのデザインにもそれぞれの個性があり、着用時のイメージや利便性は変わるものです。各エプロンの特徴やサイズの目安を学び、オリジナルグッズ作成に役立てていきましょう。

※記載するサイズは目安です。利用用途や着用者の体格に合わせて調整してください。

胸当てタイプ

胸当てタイプは、胸元から膝あたりまでを全体的にカバーするエプロンです。一般的には首掛け・たすき掛け・H型の3パターンに分かれており、広範囲の汚れや濡れを防いでくれるオーソドックスなデザインといえるでしょう。

ユニセックスの場合は脇幅90㎝・前中心丈80㎝・肩紐長63㎝・腰紐長250㎝が目安になります。エプロンのサイズが大きくなるごとに幅も広がりますが、肩紐や腰紐の長さはほとんど変える必要がありません。

ショートタイプ

ショートタイプは、丈が50㎝以下のサイズのエプロンを指します。おもに腰に巻くデザインのエプロンで、飲食店のホールスタッフ・サービススタッフが着用していることもあります。上半身に自由が効くため動きやすく、ポケットに小物を入れやすいことがメリットです。

ショートタイプのエプロンは、身長や体格の影響をほぼ受けません。脇幅107㎝・前中心丈39㎝・腰紐長270㎝が目安になりますが、ワンサイズのエプロンで幅広いユーザーに展開できるため、大量生産におすすめのデザインだといえるでしょう。

ミドルタイプ

ミドルタイプは、ショートタイプと同じように腰で結ぶデザインのエプロンです。ショートタイプよりも裾の丈が長く、膝が隠れる程度まで覆ってくれます。ショートタイプの動きやすさと胸当てタイプのカバー力を足したようなデザインだといえるでしょう。ただし、上半身は覆えないため注意が必要です。

ユニセックスの場合は脇幅112㎝・前中心丈62㎝・腰紐長270㎝が目安です。胸当てタイプと同様に、エプロンのサイズが上下しても腰紐の長さは変わりません。

ロングタイプ

ロングタイプは、胸当てタイプよりもさらに広範囲をカバーできるタイプのエプロンです。特に水や油などが跳ねやすい環境では、その長所を発揮できます。飲食店に限らず、花屋や工務店などの汚れ・濡れが多い場所で着用されやすいエプロンです。

ユニセックスの場合は脇幅92㎝・前中心丈85㎝・腰紐長92㎝・裾幅73㎝が目安です。ワンピースのようなオシャレなエプロンも多いため、あえて腰紐の長さを増やせばファッショナブルな印象も与えられます。センスを感じさせるエプロンを作りたい人には、おすすめのデザインだといえるでしょう。

和風タイプ

和風タイプは、名前の通り日本伝統の仕事着でもある前掛けタイプのエプロンです。酒屋や米屋の店員が着用しているイメージを持つ人が多いのではないでしょうか。

本格的な和風タイプのエプロンでは、木箱やガラスでけがをしないように厚手の布を用いる傾向があります。ただし、オリジナルグッズとして販売する場合は一般的なエプロンと同様の厚みでも問題ありません。

ユニセックスの場合は、前中心丈66㎝・腰紐長250㎝・裾幅62㎝が目安です。伝統的な和風タイプの腰紐には、腰痛を防止するサポーターの役割があります。厚みや太さのある紐を用いることで、より完成度が高いエプロンに仕上がるでしょう。

厨房タイプ

厨房タイプは「調理用エプロン」とも呼ばれ、コックや料理人がユニフォームとして着用するタイプのエプロンです。デザインはミドルタイプや和風タイプと似ていますが、撥水性や防火性に優れた素材が選ばれやすい傾向にあります。

厨房タイプには、大きく分けて胸当てと前掛けの2種類のデザインが展開されています。胸当ての場合は、脇幅75㎝・前中心丈85㎝・腰紐長275㎝・首紐長90㎝程度が目安です。前掛けの場合は、和風タイプのエプロンのサイズとほぼ変わりません。

エプロンのサイズの測り方や用語

ここでは、エプロンのサイズの測り方や測定に関する用語をご紹介します。オリジナルのエプロン作成では、普段の生活ではなかなか耳にしないような単語が多く登場します。同じ単語でも、作成するアイテムによって測り方が異なるケースも。

エプロン作成時によく使う単語や測り方を学びつつ、適切なサイズ感のデザインを考えてみましょう。

脇幅

脇幅は、左右の腰紐の縫い目から縫い目までを測ったときの長さです。エプロンは中心の胸元部分の幅が短めに作られていることが多いため、正面から見たときよりも脇幅は広くなります。計測時はエプロンを床に置いて、直線的に測りましょう。エプロンによっては身幅と呼ばれることもありますが、意味は同じです。

前中心丈

前中心丈は、胸当て部分の真ん中から裾までの長さです。前中心丈の長さで、汚れや水を防げるエリアがほぼ決まります。エプロンによっては、よりシンプルに着丈と呼ばれることもあります。前中心丈が長いほど服や肌を守れる一方で動きにくくもなるため、シチュエーションによってはあえて短くする選択も求められるでしょう。

肩紐長

肩紐長は、胸当てタイプやロングタイプのエプロンを着用する際に「肩に通す紐」の長さです。そのため、ミドルタイプやショートタイプなどのエプロンには設けられていません。肩紐長の単位が大きいほど余裕のある着用が可能ですが、長さによっては調整が難しい場合もあります。

腰紐長

腰紐長は、身幅を含めた左右の腰紐の長さです。ミドルタイプやショートタイプ、和風タイプなどのエプロンで設けられます。サイズが長すぎる場合は、腰にもう一周させて調整する場合もあります。

裾幅

裾幅は、エプロン着用時に正面から見たときの裾の横幅です。そのため、平置きしたときの数値と裾幅は異なります。ただし作成サイトによっては、平置き時の数値を裾幅と記載しているケースもあるようです。エプロン作成時にはサイトごとのルールを確認しつつ、間違ったサイズの数値を選択しないよう注意してくださいね。

ターゲットによってエプロンのデザインやサイズを調整しよう

オリジナルエプロン作成では、着用するターゲットに応じてデザインやサイズを調整する必要があります。オーソドックスなサイズは前項を参考にしつつ、ここでは比較的小柄な身長に応じたサイズの目安をご紹介します。

  • 110㎝……前中心丈52㎝・スカート部分の丈36cm・腰紐長100cm
  • 130㎝……前中心丈58㎝・スカート部分の丈40cm・腰紐長112cm
  • 150㎝……前中心丈64cm・スカート部分の丈44cm・腰紐長124cm
  • 160㎝……前中心丈70cm・スカート部分の丈50cm・腰紐長142cm

特に女性や子どもがメインターゲットの場合は、身長に応じたエプロンのサイズを選択していきましょう。

バリスタエプロンなどについて知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。

バリスタエプロンを作りたい!普通のエプロンとの違い&作成時のポイント

男女の身長差・体格差はどのように調整するべき?

以下に、オリジナルエプロンで男女の身長差・体格差を調整する際の一つの目安をご紹介します。

  • 着丈……男性が女性より10㎝長い
  • 胸当ての幅……男性が女性より2㎝長い
  • 腰幅……女性が男性より2㎝長い
  • 裾幅……女性が男性より53㎝長い
  • 腰紐……男性が女性より12㎝長い
  • ポケットの幅……男性が女性より0.5㎝長い
  • ポケットの深さ……男性が女性より1㎝長い

基本的には、男性向けエプロンのほうが女性向けエプロンよりもワイドに作られます。ただし、腰幅と裾幅のみ、女性向けエプロンのほうがゆとりを持って作られるケースもあるようです。上記の数値を目安としながら、実際のエプロンの長さと見比べつつ調整してみましょう。

エプロンのサイズ・デザインで気をつけたいポイント

ここでは、エプロンのサイズやデザインで気をつけたいポイントをご紹介します。エプロンは男女関係なく着用できるアイテムですが、体格差や性差における気遣いを取り入れることで、さらに使いやすくなるでしょう。

かがんだときの後ろ姿をケアする

エプロンのサイズやデザインによっては、かがんだりしゃがんだりしたときに後ろ姿が気になってしまう場合があります。特に後ろがオープンになっているデザインのエプロンではお尻が強調され、体型を隠したい人にはネガティブな要素になってしまうこともあるでしょう。

対策として、腰を覆うように巻くデザインの厨房タイプや和風タイプのエプロンを選ぶことをおすすめします。ロングタイプや前掛けタイプのエプロンでも、ワンピースのようにお尻を隠せるサイズ感・デザインにすれば不安点をケアできるでしょう。

首や肩が疲れにくいデザインにする

首紐や肩紐が短いと、エプロン着用時に首や肩が疲れやすくなってしまいます。さらに細すぎる紐は体に食い込みやすいため、負担をケアするために「長め・太め」の紐にすることを心がけるとよいでしょう。

またエプロンで首・肩が疲れてしまう場合は、着用方法にも問題があります。エプロン着用時は、基本的に腰で固定してから上半身を調整することで、首元にかかる負担を減らせます。

オリジナルエプロンを販売する際は、疲れにくい着用方法のコツをメモなどで伝えておくと親切でしょう。特に手書きのメモはコピーでも温かみがあり、ユーザーのエンゲージメント向上にもつながります。

オリジナルエプロンは「ヨセミテ」で発注!

今回は、オリジナルエプロンの種類やサイズの測り方、作成時の注意点などをご紹介しました。オリジナルエプロンを作成する際は、ぜひオンラインサービスを利用しましょう。サービスによっては、面倒なサイズの測定やデザイン作成などをサイトの中だけで行えます。

なかでも、初めてオリジナルグッズを作成する人におすすめのサービスが「ヨセミテ」です

ヨセミテは、初めてオリジナルグッズを作成する人でも操作しやすいことが特徴のグッズ作成サービスです。もちろん、オリジナルエプロンの作成にも対応しています。

「店舗やブランドのオリジナルエプロンを作成したい」と思っている人は、ぜひヨセミテのラインナップをチェックしてみてくださいね。

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