オリジナルブランドのバッグを生産するには?
ファッション小物の中でも、アクセントになるバッグ。さまざまなデザインやカラーが展開されています。トレンドのバッグやブランドの世界感を大事にしたバッグ、バッグの専門ブランドに興味を持つ人も多いかもしれません。近年、レジ袋の有料化に伴ってエコバッグが普及しています。オシャレなエコバッグの需要が増えたことから、さまざまなブランドでエコバッグと称したトートバッグがノベルティや商品として展開されています。
個人によるブランドの立ち上げが身近になった今「オリジナルのバッグを販売したい」「ブランドの展開にバッグを増やしたい」と思う人も増加しました。需要に伴い、アパレルと同じく、バッグの製造や販売するOEMも増加傾向にあります。ここではOEMでバッグを製造する際の、製造にかかる費用・事前準備〜フローまでを解説します。
メーカーに依頼する前に必要な準備は?
OEMメーカーに製造を依頼する前に、自分でも可能な限り準備を整えてから、問い合わせをしたり打ち合わせしたりするとスムーズに進むでしょう。具体的に準備することは以下の通りです。
- デザイン案(カラー・前後のデザイン・マチの有無など)
- スケジュール(いつまでに出したい・いつに合わせて考えたいなど)
なかでもデザイン案を出した際、バッグにロゴなどをいれたい場合はロゴのデータなども事前に準備しておくことが重要です。細かすぎるくらいにメモや説明を入れておきましょう。
また、サンプルを含め一度ですべてがうまくいくとは限りません。修正などが入ることも加味して、OEM側に「何日には発売したい」「このスピードで進めるのは可能か」なども確認しましょう。特にスケジュールはOEMによってスピード感が違うため、あやふやになってしまうとどんどん先延ばしになってしまうことがあります
トートバッグなどの普遍的なものだけではなく、服と同じようにトレンドがあります。トレンドやその時の流行りを逃してしまうと売上にも影響すると認識しておきましょう。
アイテムに合わせた平均費用
バッグは、アパレルよりも素材感やパーツごとに価格が細かく変わります。単価は素材によりますが、広告費・物流費・人件費などを考慮した上で、オーダーする際の価格を決めるのが良いとされています。
OEMへ依頼するバッグの製造は、販売したい価格の30~40%程度が妥当です。1万円台のバッグを作るのであれば3,000〜4,000円で作れる素材選びやロット数の選択が必要でしょう。ロット数が増えればその分費用がかかるので、見積もりや自分が販売する時の価格などをしっかりと決めておくことが大切です。
バッグは、アパレルの商品と違いパーツや機能を増やすと追加料金が大幅にかかる場合があります。ジッパーや、ボタンなどもパーツごとに料金が設定されているので、依頼するOEMがどのような料金形態なのか確認しておきましょう。ターゲット層が出せる金額と、バッグに実際にかかる費用のバランスを考えることが重要になってきます。
オリジナルのバッグをOEMで依頼する方法・フロー
アパレルとバッグでは、OEMのフローや業務にどのような違いや差があるかわからない人も多いでしょう。ほとんどの場合は、どのOEMでも流れやフローは同じ傾向です。
しかしOEMのメーカーによってスピード感やクオリティは異なります。そのため、スムーズに進まない部分が出てくると停滞してしまい、バッグのリリース・販売に時差が生じてしまうので注意しましょう。
オリジナルのバッグをOEMで依頼する方法・フローは、以下の通りです。
1.お問い合わせ・ヒアリング
問い合わせは、LINEやメールで受け付けています。24時間体制なので、思い立ったらすぐに問い合わせをすることが可能です。
その際に、どのようなバッグを作りたいのか、どんな用途でどんな形状か、どのくらいの期間で完成させたいのかなどを明記しましょう。また資料を添付すると、その後のやりとりや打ち合わせがスムーズに進みます。OEM側は、問い合わせ内容や資料を参考にしつつ、作りたいバッグについてヒアリングします。
2.商品化に向けたサンプリング
商品化に向けて、ヒアリングした情報をもとに工場へ製造依頼するためにデザイン案などを修正・追記していきます。デザインしたバッグにさらに細かな部分を加えて形にしていくのです。
ここで、アパレルと同じくゼロからバッグを作るのは難しいため、OEM側でイメージに近い形やシルエットのバッグをもとにしてカスタマイズすることもあります。商品化に向けてカラーなどだけではなく、サイズ感やマチの有無などもサンプル作成で確認していきます。
3.見積もり・製造開始
出来上がったサンプリングを確認・修正したのち、見積もり作成・製造開始に移ります。基本的にはオンラインでの対応が可能です。会社に出向いて実物を修正することは可能ですが、簡単な確認であればオンラインで実施する傾向にあります。
バッグの製造にあたり、どのOEMや企業でもシビアになるのが見積もり・ロット数の選定です。ロット数・金額などの見積もりを作成していきます。通常1週間ほどで確定しますが、こん包や微調整が出ることで見積金額も変化するため、少し多めに見積もって考えておくと良いでしょう。
4.納品
見積もりやロット数が確定したら量産に進みます。OEMは、基本的にミニマムロット(MOQ)です。そのため、数は少なくとも時間がかかることを頭に入れておきましょう。
スケジュールなどもヒアリングやサンプリングの際に必ず確認していくことが大切です。ただし、仕入れ状況や世界的な材料不足などが起きた場合はスケジュール通りにいかないこともあります。OEMでは2ヶ月がリードタイムと考えられています。
OEMで依頼する際の注意点
アパレルと同じく、バッグにもOEMで依頼する際には以下のような注意点があります。
- 必ずかかるコストの計算・概算
- サンプルの精度
- スケジュール管理
- 小ロットの場合の利益
OEMでバッグを作成する場合、自社で制作するよりコストがかからないのはメリットですが、ベースとなる型や無地の商品を用意するのにはコストがかかります。素材や形状などによりアパレルよりも費用が多くかかってしまう場合もあるでしょう。
上記以外にも、デザインを作る際や依頼する際にパワーポイントなどで作成すると、文字やロゴが想像しているものでは対応できない場合があります。アパレルと同じく、バッグにもサイズ感や縫い返しがありイメージと違うサンプルができあがることも。打ち合わせや依頼する際に注意しましょう。
依頼するOEMによって、扱う素材数やカラー数が違います。そのため自分の考えているカラーや受注数が通らない場合があるかもしれません。不測の事態や想定外のことが起きた時の対処法を考えておくと安心です。
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