オリジナルハンカチを作りたい!生地を選ぶときのポイントは?
ハンカチは、メインの贈り物にもサブギフトにも使える定番アイテムです。誕生日ギフトやコーポレートギフトとしてはもちろん、日常的なプレゼントでも活用できますよね。
汎用性抜群のハンカチは、オリジナルギフトとしても人気です。今回は、オリジナルハンカチを作る際の生地選びについてご紹介します。
同じデザインやサイズ感でも、生地によって仕上がりは大きく変わります。理想的なオリジナルハンカチを作るために、素材の特徴について学んでいきましょう。
特徴で選ぼう!ハンカチの生地素材7選
ここでは、オリジナルハンカチに使用されやすい生地素材を7種類ご紹介します。オリジナルハンカチの生地選びでは、使用用途やデザインに応じて選択することが大切です。素材ならではのメリット・デメリットを学び、実際の使用感を想像して選びましょう。
コットン
コットンは、綿の種子毛からとれる繊維です。優しくふんわりと包んでくれるような肌ざわりが特徴的で、良質なオリジナルハンカチが仕上がります。繊維のチクチク感が少ないため、肌が敏感な人でも安心して使えるでしょう。
吸水性にも優れており、濡れた手やテーブルも簡単に拭き取れます。蒸れにくくサラサラした質感で、使用後でも鞄に入れやすい点もメリットです。ただし、縮みやすくシワも目立ちやすいため、洗濯表示に従ったケア方法を取り入れ、摩擦を避けて使用する必要があります。
アクリル
アクリルはおもにセーターに使われる素材です。温かみのあるオリジナルハンカチに仕上がります。ふっくらとした質感で柔らかく、コットンとは異なりシワになりにくい点が特徴です。薬品や虫にも強く、気軽に保存・収納ができます。
合成繊維のなかでも染色性に優れた素材であり、カラーバリエーションに富んでいるため、自分らしいデザインのオリジナルハンカチが作れるでしょう。ただし毛玉が起きやすい素材であるため、定期的なケアが必要になります。
ポリエステル
ポリエステルは、化学的に合成された原料から作られる合成繊維のこと。ポリエステルの最大の強みといえる要素は耐久性です。とにかく丈夫で型崩れが起きにくく、虫の被害も受けにくいオリジナルハンカチが仕上がります。
非常に軽い素材のため、大判のオリジナルハンカチ制作にも向いています。ただし吸湿性が低く、濡れたものを拭き取るシーンでは他の素材に劣りがちというデメリットも。軽く手を拭く程度なら大きな問題はないため、使用用途と相談しながら決定していきましょう。
ナイロン
ナイロンは、おもに石油を原料として作られた合成繊維です。繊維自体に伸縮性があるため、何かを包んだり結んだりする用途としても活用できます。他の素材と比べて非常に強い耐摩擦性を持っており、シワや毛玉に悩まされにくい点も魅力です。
虫・薬・熱にも強いため、収納シーンも選びません。ストッキングやスポーツウェアにも使われるほど摩擦に強いため、アウトドアや汚れやすい作業用のハンカチとして作成するのもおすすめです。ただしポリエステルと同様、吸湿性は低い傾向にあります。使用用途を考慮したうえで選択しましょう。
レーヨン
レーヨンは、再生可能な木材を原料として作られた素材です。「サステナブルな素材を使ったオリジナルハンカチを作りたい」と考える人にぴったりな生地といえるでしょう。環境に優しいだけではなく、なめらかで心地よい手触りも魅力です。
合成繊維でありながら高い吸湿性を誇り、ポリエステルやナイロンと比べて濡れた物でも拭きやすい素材となっています。ただし一定量の水分を取り込むと乾きにくくなるため、濡らしたあとに絞って使うシーンには不向きです。
シルク
上品な光沢感のあるシルクは、ギフトやフォーマルなシーンにピッタリの素材です。しなやかなシルエットは優雅さを感じさせ、高級感のあるオリジナルハンカチに仕上がりますよ。ツヤツヤの質感とは裏腹に、吸湿性にも優れています。
静電気が起こりにくく紫外線に強い点もシルクの魅力です。ただし摩擦に弱く、雑に扱うとすぐに生地が傷んでしまいます。作成の際は、日常用ではなくビジネスや特別なお出かけ用として使用することをおすすめします。
リネン
リネンは、亜麻という植物から摂れた繊維で作られた素材です。非常に丈夫で長持ちな点が魅力で、濡れるほど強さが増すというハンカチにぴったりな特徴を持っています。汚れがついても落ちやすいことから、キッチンクロスに使用されることも多いです。
通気性にも優れており、幅広いシーンで活躍するオリジナルハンカチが作れるでしょう。ただしリネンは独特な質感をしており、均一なカラーに染めることが困難です。デザインやプリントに強いこだわりがある人は避けたほうがベターでしょう。
【大きさ別】ハンカチのサイズ
ここでは、オリジナルハンカチのサイズ感についてご紹介します。小さなポーチに入れる用のハンカチと、タオルのような用途で使いたいハンカチとでは、理想的なサイズ感が異なりますよね。それぞれのサイズの特徴を知り、使いやすいシーンについて考えてみましょう。
【中】約25㎝×25㎝
ハンカチのサイズ感に厳しいルールはありませんが、一般的なハンカチのイメージに近いサイズは、約25㎝×25㎝です。軽く畳めばバッグの内ポケットに入りますし、コスメポーチやバッグインバッグにも収納しやすいサイズ感といえます。
濡れたテーブルや汚れを気軽に拭くためには、最低でもこの程度の大きさは欲しいところです。ただし生地によっては畳んだときに厚みが出るため、ポケットには入れにくくなってしまうかもしれません。用途に応じた生地選びがポイントになります。
【小】約15㎝×15㎝
約15㎝×15㎝のハンカチは、一般的に市販されている商品のなかでは最小レベルの大きさです。とはいっても使いにくいわけではありません。むしろコンパクトで持ち運びしやすいという利便性を備えています。
ポケットに入れやすい大きさであるため、普段バッグを持ち歩かないタイプの人でも気軽に作成できるでしょう。大判のハンカチと比べて収納スペースを取らないのもうれしいポイントです。ただし表面積の少なさから、濡れた手やテーブルを拭くには不向きなので注意してくださいね。
【大】約55㎝×55㎝
約55㎝×55㎝のハンカチは、風呂敷やバンダナのようなサイズ感です。ハンカチとしての機能はもちろん、お弁当を包んだり軽いひざ掛けとして使ったりできます。落ち着いたデザインであれば、ご祝儀袋用の袱紗(ふくさ)としても使用可能です。
濡れや汚れも拭きやすいため、アウトドアシーンでも活躍しやすいサイズ感といえるでしょう。ただし、畳めるとはいっても持ち歩きにくさは無視できません。特に小さなポシェットやサコッシュの場合は、その収納スペースの多くをハンカチで占めてしまうことを念頭に入れておきましょう。
オリジナルハンカチの作成なら「ヨセミテ」
今回は、オリジナルハンカチを作成する際の生地選びのポイントをご紹介しました。
オリジナルハンカチでは既製品にはないデザインを取り入れられるため、創造性が刺激されますよね。こだわりをたっぷり詰め込んだオリジナルハンカチを作り、より自分らしい生活を送りましょう。
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