帽子の種類・名前一覧!オリジナルハット作成の際の選び方

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オリジナルハットを作りたい!帽子の種類の選び方は?

オリジナルハットの作成では、どのような帽子の種類を選ぶべきか迷いますよね。着用するターゲットやシチュエーションによって適切な帽子の種類は異なるものです。

今回は、オリジナルハット作成に役立つ知識として、帽子の種類をご紹介します。それぞれの種類の特徴を学び、オリジナルハット作成に生かしていきましょう。

種類選びからこだわりを!帽子の名前と特徴22選

ここでは、帽子の種類ごとの名前や特徴を22種類ご紹介します。オンラインサービスごとに取り扱っている帽子の種類は異なるため、検討しているサイトのラインアップと照らし合わせながら特徴を学んでいきましょう。

キャップ

キャップは、ハットに対してつばが付いていない帽子を指します。おもにカジュアルシーンやスポーツシーン、アウトドアシーンなどで着用される傾向にあります。老若男女問わず幅広い層に親しまれる帽子です。

ベースボールキャップ

ベースボールキャップとは、丸いトップ部分の前方のみにつばが付いている帽子です。フラットキャップとも呼ばれており、かぶりが深くつばが真っすぐなことから日差しを防ぎやすい作りになっています。

名前の通り野球チームの選手が被っているキャップであり、ストリートファッションには欠かせないアイテムです。ポリエステル・コットン・ウールなど、さまざまな素材で作られており、無地やストライプなど柄の種類も多彩です。

メッシュキャップ

メッシュキャップは、本体部分がメッシュ素材で作られたキャップです。ベースボールキャップよりも通気性が高く、蒸れやすい季節や汗をかくシーンでも快適に着用できます。メッシュ部分は網のように空気を通しやすい生地で作られていることが特徴です。

つばのデザインに明確な定義はなく、ストレートにデザインされていることもあればカーブしている場合もあります。また前面に硬い芯が入っているものもあるため、自分好みのアイテムを選ぶ楽しさがあるのも魅力です。

ワークキャップ

ワークキャップは、トップ部分が平らに作られた帽子です。キャップの中では比較的浅めに作られており、円筒状のシルエットをしています。もともとは、アメリカ開拓期に鉄道作業員が被っていた帽子がルーツです。

昔のワークキャップはデニムをはじめとする丈夫な生地が定番でしたが、ファッションアイテムとして広まった現在では幅広い素材で作成されています。なかでもコットン素材で作られたワークキャップは多く展開されており、男女ともに親しまれています。

ジェットキャップ

※画像左

ジェットキャップは、5枚のパネルで形づくられたキャップです。帽子におけるパネルとは生地のパーツを指し、ジェットキャップでは前面に1枚、左右に1枚ずつ、上部に2枚が用いられています。

一般的なキャップは6〜8枚程度のパネルで作られており、パネルが少なめのジェットキャップは他のキャップよりも作りが浅めです。特にアウトドアブランドやファストファッションブランドで人気の種類で、コーディネートに組み込みやすいのが特徴です。

タウン・ファッション

ここでは、街へのお出かけやファッションを楽しむためにおすすめの帽子をご紹介します。普段のコーディネートにワンポイントとして帽子を足すだけで、一気にあかぬけた印象を演出できることも。トレンドの帽子の種類を学び、センスを高めていきましょう。

バケットハット

バケットハットは、バケツをひっくり返したような台形の形をした帽子です。もともとはスケーターファッションやアウトドアコーデに取り入れられがちな帽子でしたが、昨今ではストリートファッションの流行に伴って大衆化されてきました。

なかでもフロントにロゴがついたデザインや、ファー素材・フェイクファー素材のバケットハットが人気です。一般的にはコットンで作られていますが、通気性を重要視したポリエステル製のバケットハットも広まってきています。

二ット帽

秋冬のコーディネートに欠かせないニット帽は、毛糸で作られた帽子の一種です。二ットキャップ・二ットワッチ・ビーニーなどと呼ばれる場合もあります。伸縮性が高く、多くのアイテムがユニセックスで着用可能です。

昨今、つばがついた二ット帽も流通しており、春夏でも着用しやすいコットン素材の商品も展開されています。ニットで編まれた帽子であればすべてニット帽という解釈もありますが、一般的には折り返しのないシンプルなシルエットを指します。

チロリアンハット

チロリアンハットは、アルプス山脈のチロル地方で被られていた帽子です。つばは狭く前下がりで、後方が反り上がった形状が特徴的です。伝統的なチロリアンハットには、羽飾りや飾りひもなどが施されています。

フェルトやツイードで作られることが一般的で、登山帽としても親しまれています。スポーティーなシーンとの相性がよい帽子ですが、ドレスカジュアルを含めたタウン・ファッションの「外しアイテム」としても人気です。

ハンチング

ハンチング帽は、イギリスで狩猟用として被られてきた帽子です。日本では鳥打ち帽と呼ばれ、新聞記者や刑事など特定の職業から親しまれてきた歴史があります。男性が被れば渋さや都会的なイメージを演出でき、女性が被れば知的で洗練された印象を与えます。

本来はつばを前にして被りますが、被り方に明確なルールはなく、昨今ではつばを逆向きにして被るスタイルも人気です。ジャケットファッションからカジュアルファッションまで、幅広いコーディネートに対応しやすい帽子といえるでしょう。

ベレー帽

ベレー帽は、丸くて平らなシルエットが特徴的な帽子です。縁につばが存在せず、カーブラインが目立つシルエットになっています。本体に縫い目(パネル)がないデザインはバスクベレーと呼ばれ、おもに二ットやフェルトが用いられます。

縫い目があるベレー帽はミリタリーベレーと呼ばれ、名前の通り軍隊の制服として使われることも。他にベレー帽のイメージが強い職業といえば、画家ですよね。画家の場合は、作品作りの際に髪を抑えやすいことから広まったといわれています。

キャスケット

キャスケットはハンチング帽の一種です。二つの間に大きな違いはありませんが、一般的にハンチング帽はクラウン部分(帽子の山になる部分・実際に頭に被る部分)が平になっており、キャスケットは丸くボリュームがあるのが特徴です。

キャスケットのクラウンは2~8枚のパネルで作られており、頭にスッポリ被っても余裕があります。このたるみこそがキャスケットの最大の特徴であり、浅め・深めの被り方によってコーディネートのイメージが変わります。

マリンキャップ

マリンキャップは、水兵・船員・漁師などの海にかかわる職業の人たちが被っている帽子です。つばには芯が入っており、トップは平らになっているのが特徴です。スポーティーな印象が強く、マチの下にはロープの装飾が用いられる場合もあります。

マリンキャップはキャスケットと同様に、ハンチング帽をルーツに持ちます。もともとは同じハンチング帽のデザインから、狩猟や乗馬のシーンではキャスケットに、水場の仕事ではマリンキャップに変化していきました。

フォーマル・オフィス

ここでは、フォーマルなシーンやオフィスで被りやすい帽子をご紹介します。帽子を含めたファッションアイテムは、TPOの使い分けが肝心です。種類ごとの特徴を学びつつ、シーンに沿ってセレクトしましょう。

ボーラーハット

ポーラーハットとは、トップの部分が半球状のシルエットになっているのが特徴の帽子です。周りを囲むつばは全体的に上に反っており、裾にリボンやベルト状の装飾が入る場合もあります。また日本では、山高帽の名前でも知られています。

もともとは、シルクハットを被っていたイギリスの紳士たちが、乗馬中に帽子に枝が当たらないように改良したことで生まれました。特に黒いフェルト製のポーラーハットは、フォーマルシーンによく似合うためおすすめです。

中折れ帽

中折れ帽は、ポーラーハットのトップ部分を前後にくぼませたような帽子です。おもにフェルトで作られており、つばの反り方は商品によって差がありますが、ポーラーハットのように全体的に上に反っているものは稀な傾向にあります。

つばは直線状だったり、後ろの一部分のみが上に反っていたりするデザインがオーソドックスです。フォーマルなシーンはもちろん、ドレスアップした服装やドレスカジュアルなどにもよく合います。

ポークパイハット

ポークパイハットは、トップ部分が低く作られた円柱形の帽子です。最上部が平らに作られており、サイドとトップのパネルのつなぎ目には独特な縁があります。内側に深く織り込まれているつなぎ目を含め、見た目がイギリスのポークパイに似ていることから名づけられました。

おもに女性用の帽子ですが、昨今では男性もファッショナブルに着用できる風潮があります。トップの平らな面が広いとフォーマル度が上がる傾向にあり、コットンで作られた柔らかいポークパイは安定感もあります。

トップハット

トップハットは、クラウン部分が高くトップが平らな帽子です。トップハットの素材としてシルクを用いたものが、有名なシルクハットです。つまりトップハットはシルクハットの素材違いということになります。

もともとは毛皮を用いていることが特徴ですが、昨今ではトップハットの形をした帽子をすべてシルクハットと呼ぶ場合もあります。ドレスシーンから個性派コーディネートまでサポートしてくれる帽子です。

サマースタイル

ここでは、夏場のファッションに合わせやすい帽子をご紹介します。夏は頭の中が蒸れやすく、つい帽子を脱ぎたくなってしまいますよね。高温多湿な日本でも被りやすい帽子を学び、暑さに負けないコーディネートを楽しみましょう。

カンカン帽

カンカン帽は麦わら帽子の一種で、円筒状のトップが特徴的な帽子です。多くの場合、ボディの裾部分にリボンのような帯が装飾されています。黒が正式な色とされていますが、現在は黄色・茶色・白などのカラフルなカンカン帽が認められています。

日本では、明治時代から大正・昭和にかけて大流行した帽子です。当時は正装の一種として受け入れられていましたが、現在はカジュアルシーンで着用するのが一般的です。

パナマハット

パナマハットはカンカン帽とよく似ている帽子で、パナマソウの葉を用いて作られることから名づけられました。カンカン帽はトップ部分が平らですが、パナマハットは谷型にへこんでいるのが特徴です。

またパナマハットは柔らかく作られており、折りたたんで持ち歩けます。高級なパナマハットは熟練した職人たちの手作業によって編み込まれるため、高級になる傾向にあります。カジュアルなファッションにパナマハットを被るだけで、コーディネートがグッと引き締まるだけではなく、幅広いファッションジャンルに取り入れやすいのが魅力です。

ストローハット

ストローハットは、中折れタイプの麦わら帽子です。パナマハットよりもカジュアルに被れる帽子で、夏のコーディネートに手軽に取り入れられます。

つばの広さに定義はなく、コサージュのような装飾が用いられることもあります。「ストロー」とは天然素材全般を指し、中でも素材がパナマソウの帽子がパナマハットです。つまりパナマハットは、ストローハットのブランドの一つといえるでしょう。

個性派ハット

ここでは、一風変わった個性的なデザインの帽子をご紹介します。自分らしさをアピールするためには、周りが持っていないようなアイテムを取り入れることも大切です。個性派の帽子の特徴を知り、アイテム作りやファッションに生かしていきましょう。

ウエスタンハット

ウエスタンハットは、西部開拓時代に被られていた帽子です。ウエスタンハットの中でも、クラウンが高くつばが反り上がっているものをテンガロンハットと呼びます。

フロントが中折れになっていたり、トップがポークパイタイプになっていたりするなど、幅広いシルエットが楽しめます。

サファリハット

サファリハットとは、探検家たちが被る円筒状の帽子です。日よけのためにつばが長くなっており、風で飛ばされないように顎ひもがついているのが特徴です。

ジャングルや森林で被られていたルーツを持つため、緑や茶色などのアースカラーが多い傾向にあります。カジュアルシーンやアウトドアシーンで好まれ、活動的なニュアンスを演出できます。

飛行帽

飛行帽は、航空機に搭乗するパイロットが被っている帽子です。寒さや騒音から体を守るために耳当てがついていたり、ニットやボア素材で作られていたりするのが特徴です。

本格的な飛行帽は目を守るゴーグルがセットになっていますが、ファッションアイテムの場合は帽子のみであることが多い傾向です。耳当てはトップ付近で固定できるため、2つのシルエットが楽しめます。

ディアストーカー

ディアストーカーは、イギリス発祥の狩猟帽です。もともとは鹿撃ちに使われており、直射日光を防ぐために広いつばがついています。鹿の目をだますために細かいチェック柄が用いられ、防寒・防風のための耳当ても採用されています。

飛行帽と同様に耳当てはトップで固定可能です。シャーロックホームズが被る帽子として認知度が高く、探偵の帽子といえばディアストーカーを連想する人も多いでしょう。

オリジナルハットのデザイン案

オリジナルハットのデザインでは、まずターゲットを選定することが大切です。その上で、定番のデザインに流行のカラーを取り入れた帽子は幅広い年齢層に親しまれやすくなるでしょう。

帽子のフロントかサイドの部分に、ワンポイントのプリントを入れると独自性が演出できます。刺繍やワッペンを用いることで、より高級感や品質の高さをアピールできるでしょう。

オリジナルハットのデザインでは、リリースする時期も重要です。例えば秋冬リリースの場合はニット素材、春夏リリースの場合はメッシュ素材のように、相手の立場に立って被りやすいアイテムを作ることが求められます。

通年で安定した人気を誇るのは、キャップタイプやバケットハットタイプです。ユニセックスでも着用しやすいように、ワンカラ―やシンプルな模様を選ぶことを推奨します。

オリジナルハットの製作は「ヨセミテ」!

今回は、オリジナルハットの作成に役立つ帽子の種類についてご紹介しました。オリジナルの帽子作りでは、専門的な知識やスキルがないと自主製作は困難です。そこで活用したいのが、オンラインサービスを用いたオリジナルグッズ作成です。

オンラインサービスでは、自分でデザインデータを用意できれば簡単に発注できます。サービスによってはサイト内でデザインを作成できるツールもあり、初めてオリジナルグッズを作成する人でも気軽にチャレンジできます。

初めてオリジナルグッズを作成する人におすすめのサービスが、「ヨセミテ」です。

ヨセミテでは、初心者でも扱いやすい操作性を取り入れています。おしゃれな帽子だけではなく、多種多様なアパレルグッズや雑貨、サウナグッズなども展開中です。まずはヨセミテの商品ラインアップを確認しながら、作りたいと思える帽子の種類を探してみてくださいね。

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