刺繍の種類とは|オリジナルアパレルグッズに取り入れよう

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オリジナルアイテムに刺繍加工を取り入れたい!

数種類のアイテムを作る際、統一感を出すためにブランドやチームの象徴となるものを表現したい人も多いでしょう。Tシャツや小物であれば、ワッペンやプリントに加え刺繍を施すとよりオリジナリティを出せます。刺繍であれば小さなワンポイントから施すことができるため、「大きなロゴやプリントは避けたい」という方にもおすすめです。

この記事ではおもな刺繍の種類や加工方法を解説します。

代表的な刺繍の種類一覧

「刺繍」にはいくつかの種類があります。ネームや模様、ロゴなど刺繍の用途もさまざま。それぞれに向き・不向きがあるため、刺繍の種類と特徴をおさえておきましょう。ここでは代表的な刺繍を12種類ご紹介します。

ヨーロッパ刺繍

ヨーロッパ刺繍は、ほかにはない華やかさが特徴的です。繊細なものからラフなものまで幅広い表現が可能。糸とステッチの組み合わせによって、100種類以上の多彩な刺繍を施すことができます。

リボン刺繍

基本的に刺繍は色糸という刺繍糸を使用して作られますが、リボン刺繍ではその名の通りリボンを使用します。色糸と比べると立体感があるため、小さな刺繍でも存在感があり華やかな印象になりますよ。

ビーズ刺繍

刺繍にビーズやキラキラしたスパンコールを追加して縫い込む方法です。丸ビーズと筒型の竹ビーズを使用することが多く、豪華な雰囲気になります。デザインによっては天然石を用いることも。表現の幅が広がる刺繍方法のひとつといえるでしょう。

スモック刺繍

スモック刺繍はスモッキング刺繍とも呼ばれ、ギャザーを寄せながら模様を作っていく方法です。北欧やヨーロッパなどでは伝統的に使用されています。ブラウスなどの動きのあるひだ飾りに施されることが多いです。

スウェーデン刺繍

規則正しく並んだ模様と美しいグラデーションが特徴のスウェーデン刺繍。北欧らしいデザインが人気です。刺繍したい生地の織り目を数えながら、表側の織り目をすくって刺していきます。特に決まりがあるわけではありませんが、刺繍には青を用いることが多いようです。

レジェール刺繍

レジェール刺繍の語源はフランス語(Le tissue leger)からきています。レジュールには「軽やかな・薄い」という意味があり、布を通して透けてみえる儚さが特徴的な刺繍です。薄手の麻を用いたパッチワークや、織糸で作ったアジュールという透かし刺繍を組み込んで作られます。

ハーダンガー刺繍

ハーダンガー刺繍は、ノルウェーの伝統的な刺繍方法です。太さの違う糸を使って施される幾何学模様が特徴的。テーブルクロスやコースターなどによく使われているため、目にしたことがある人も多いでしょう。

ニードルポイント

ニードルポイントは、キャンバス布の全体をひと目ずつ刺していく刺繍方法です。使用するのは通常の刺繍糸ではなく、ボリュームのあるウール糸。モコモコ感があるふっくらした仕上がりになります。

カットワーク

カットワークは刺繍が施された布地をカットし、レース模様や柄を作る手法です。ヨーロッパで発展した技術で、カットすることで刺繍に立体感を出せます。 ブラウスやワンピースの袖口、裾などに施されることが多いです。

クロスステッチ

メジャーな刺繍方法であるクロスステッチは、織糸をクロスして模様を作り出すことからその名前がつけられました。針の太さは刺しゅう糸の本数が布地に合わせて変わります。規則正しい縫い目が特徴的です。

アップリケ

比較的馴染みがある人も多いアップリケは、土台となる布の上にさらに別の布を縫いつけ、模様を描く刺繡方法です。ちなみに、アップリケには「貼り付ける」という意味があります。

刺し子

刺し子は日本の伝統的な刺繍方法のひとつです。花ふきんなどの日用品からクッションなど小物まで広く用いられています。学校の授業で習うことが多いため、知っている人もいるでしょう。現在はより多くの図案やデザインを取り入れており、伝統的な模様以外にもさまざまな表現が楽しまれています。

刺繍ワッペンの加工方法

オリジナル刺繍をする際には、ワッペン加工を使うこともあります。刺繍ワッペンの加工の種類はヒートカット方法とオーバーロック方法の2つです。どちらにもメリットがあり、仕上がりの特徴も異なります。ここでは2種類の刺繍ワッペンの加工法を詳しくご紹介します。

ヒートカット方法

ヒートカット方法は、縁取りの耐久性が高く毛羽立ちが目立たないのが特徴です。オーバーロック方法と比較すると全体的に薄く仕上がるので、ワッペンの存在感を出したくない場合に用いられます。小さめの刺繍ワッペンはヒートカット方法で作られることが多いです。

オーバーロック方法

オーバーロック加工はロック加工ともいわれ、布を包み込むように縁取りする方法です。ヒートカット方法に比べて少し厚みがあります。そのため、対応できる形がある程度決まっているのも特徴です。裁断した面からほつれてこないよう、専用の糸とミシンを使用することが多く、仕上がりは少し硬い印象になります。

刺繍の縫い方のおもな種類

刺繍の縫い方にもいくつか種類があります。縫い方によって印象が変わるため、仕上げたいイメージによって選択しましょう。ここでは代表的な3つの縫い方をご紹介します。

サテン縫い

サテン縫いは別名サテンステッチと呼ばれます。もっともベーシックな縫い方です。狭い面積で縫うときや、ツヤ感のある綺麗な仕上がりにしたいときに用いられます。とる糸の本数で変化を持たせることができますよ。例えば1本どりだとシンプルな印象に、4本どりだとプクッとした仕上がりになります。

タタミ縫い

少しずつ糸をとり、細かく針を落として縫う方法です。仕上がりがタタミのように見えることからその名がつけられました。模様を描く用途よりも土台としての役割を担うことが多く、強度と耐久性の高さが特徴です。ほかの縫い方と比べてもほつれにくいとされています。

走り縫い

走り縫いは、ランニングステッチ・ミシン目縫いとも呼ばれます。ミシンで真っ直ぐ塗ったかのような見た目が特徴。等間隔で縫っていくことで、ほつれたあとの修理がしやすい縫い方です。

オリジナルアイテムの刺繍デザインのコツ

オリジナルグッズに刺繍するなら、まずはデザインを考えましょう。当然、あまり細かすぎるデザインにすると刺繍が難しくなってしまいます。手間やコストがかかるだけでなく、イメージとのズレが生じることがあるため、初めて作るときはシンプルなデザインを選択しましょう。

また、刺繍にするとイメージしていたものより小さくなることがあるので注意が必要です。そのため、カラーをたくさん使いすぎるとデザインが荒くなる可能性があることも覚えておきましょう。

刺繍の入ったオリジナルアイテムの作成はヨセミテ!

グッズのオリジナリティは、刺繍で出すのもおすすめです。現在、オリジナルアイテムのデザインや生産をすべてオンラインで行えるサービスも増えてきています。細かな作業や手間が省けるため、時間やアイデアを有効活用できるでしょう。

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