オリジナルトートバッグを作りたい!どのプリント方法を選ぶべき?
通学、通勤、ちょっとした買い物などで日常的に使うトートバッグ。エコバッグも定着した数年前から、トートバッグは欠かせないアイテムとなりつつあります。
さまざまなショップやメーカーからも登場しており、ブランドロゴがプリントされている唯一無二のものも多いですよね。今回は、オリジナルのトートバッグを作るときのプリント方法や加工方法をご紹介します。
トートバッグのおもなプリント方法5選
トートバッグは、オリジナリティを出すためにロゴをプリントすることが多いです。Tシャツと同じく、トートバッグもさまざまなプリント方法があります。それぞれの特色を把握し、素材やデザインに合ったプリント方法を選びましょう。
シルクスクリーンプリント
比較的低価格なシルクスクリーンプリント。Tシャツのプリントに使われることが多い方法です。メッシュ状の版に穴を開け、穴部分にインクを落とすことで印刷していきます。トートバッグに少し厚めに印刷ができるのが特徴です。
一方で、カラーには一定の制限があり、値段も変動する可能性があります。予算と自分の表現したいデザインのバランスを考えて選択すると良いでしょう。
インクジェットプリント
「インクジェットプリンター」を聞いたことがある人も多いはず。インクジェットプリントと原理は同じです。トートバッグの生地にインクを定着させ、好きなデザインをプリントします。鮮やかなカラーと着色力の高さが特徴です。
耐熱・耐水性に優れていることから、多くのアパレル商品に使われています。トートバッグだけでなく、Tシャツやユニフォームに使用されることも。だたし、使用できる素材には制限があるため注意が必要です。ナイロンやポリエステルといった量産的な素材にプリントができないことを知っておきましょう。
ビニールカッティング
ビニールカッティングは、事前に決まっているカラーシートをカットし、シートに熱と圧を加えてプリントする方法です。低コストでできるため、トートバッグだけでなくTシャツにもよく使われています。
色ムラになることが少なく、デザインをしっかり主張した仕上がりになります。ユニフォームやゼッケンなどに使われることが多い手法ですが、トートバッグにもおすすめです。数字やロゴなどの存在感を強く出したいときに使うと良いでしょう。繊細で細かなデザインの再現は難しいので注意してください。
熱転写プリント
熱転写シートは、アイロンプリントとも呼ばれています。CMYKカラー(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4成分によって色を表す表現法)が使われているため、発色が良く鮮やかなのが特徴です。綿、ポリエステル、ナイロンなどに幅広くプリント可能で、トートバッグの素材を制限せずにデザインできます。
一方で金・銀・蛍光色などの特別なカラーは取り入れることができません。再現したいデザインに使用するカラーを確認しておきましょう。
サブリメーションプリント(昇華プリント)
サブリメーションプリントは、昇華プリントとも呼ばれています。転写用の紙とポリエステル製の生地を重ねて、熱と圧を加えながらプリントする方法です。写真のような絶妙なカラーやグラデーションを表現するのにおすすめですよ。
しかし、ひとつずつ作るため工数が多く、単価が下がりにくいという面もあります。大量生産をしても、あまりコストが変わりません。予算やプリントしたいトートバッグの数、どのように使うかなどと合わせて検討しましょう。
【ニーズ別】理想のデザインに応じたおすすめ印刷方法
オリジナルデザインをプリントしたトートバッグの作り方はさまざまです。デザインを忠実に反映させたい、コストを下げたい、洗っても問題ないくらいの耐久性がほしいなど、求めるものも人によって違うでしょう。ここでは、ニーズ別におすすめの印刷方法をご紹介します。
コストを下げたい場合
できるだけコストを下げてトートバッグを作りたい場合は、以下のような方法があります。
- トートバッグのサイズを変える
- プリント方法を変える
- カラーの種類や数を変える
予算をオーバーしてしまった場合は検討してみてくださいね。
写真をプリントしたい場合
写真をプリントしたトートバッグを作りたいときにおすすめのプリント方法は2種類です。フルカラー印刷したい場合はインクジェットプリント、細かなグラデーションを表現したい場合は転写プリントが向いています。
しかし、方法によってはプリントできる素材に制限があったり、あまりにも色数が細かい写真だと再現できなかったりすることも。素材や表現したいデザインも考慮しながらプリント方法を選ぶと良いでしょう。
インパクトを強くしたい場合
インパクトの強いデザインを打ち出したいときは、ユニフォームやゼッケンにも使われるビニールカッティングプリントを使うと良いでしょう。ビニールカッティングなら、カラーもしっかり再現できます。
ただし、細かな調整は難しく、小さなロゴや点などを再現するのが苦手です。繊細なデザインが含まれる場合は、インクジェットプリントがおすすめですよ。
耐久性を高めたい場合
トートバッグの耐久性を高めたい場合は、プリントのデザインや技法ではなく、素材選びに注意しましょう。ナイロン、ポリエステルなどは比較的耐久性が高く、普段使いもできる素材です。また、キャンバス、レザーはおしゃれさと高い耐久性を兼ね備えています。
自宅で洗濯するかどうか、重いものを良く入れて使うかどうかなど、普段どのようにトートバッグを使うかイメージして素材を選んでみてくださいね。
特殊な加工をしたい場合
トートバッグのオリジナリティを高めるため、特殊な加工を施したい人もいるでしょう。たとえば、ロゴや写真など、好きなデザインをプリントした上から、刺繍や箔押しなどをプラスして加工する方法があります。
このような特殊加工をする場合、プリント料金に大きく上乗せして予算がかかることがほとんどです。また、重ねて加工する際は、その順番にも十分気をつけましょう。詳しい工程がわからない場合は、オンラインなどで気軽に相談をしてみてくださいね。
オリジナルトートバッグを発注するフロー
オリジナルトートバッグを発注する工程は、Tシャツと大きく変わりません。細かいサイズ感やプリントデザインをチェックしながら進めましょう。大まかな流れは以下の通りです。
- トートバッグのサイズやマチの有無などの仕様を決める
- デザインを考え、当てはめる
- 素材感や色味を調整する
- 納品までのスケジュールを確認する
- 制作
- 仕上がりのチェック
- 納品
プリントデザインやロゴは、WEBで当てはめたときと実物とで色味が変わってしまったり、思った以上に小さく見えたりする場合もあります。自分用・商品用に限らず、大きさや色味の確認は必ずおこなうようにしましょう。
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