オリジナルパーカー・スウェットを生産したい…！
企業のオリジナルアイテムは、企業のイメージを浸透させたり、従業員のモチベーションを高めたりするなどのメリットがあります。中でも人気のオリジナルアイテムは、パーカー・スウェット・Tシャツなどのアパレル用品です。
アパレル用品はユーザーが生活に取り入れやすく、デザインが気に入ればプライベートでも着用してもらえます。自社の手が届かない場所で当人が楽しみながら宣伝してくれることで、知名度アップにつながるでしょう。またプレミアムアイテムやノベルティアイテムなどのように、利用用途の幅が広いことも特徴です。
今回は数ある人気オリジナルアイテムの中でも、オリジナルパーカー・スウェットを企画〜生産する方法をご紹介します。初めて自社のオリジナルアイテムを製作する人でも安心できるよう、注意点やフローなどをまとめました。ぜひ参考にしてくださいね。
オリジナルパーカー・スウェットを生産する方法
企業でオリジナルパーカー・スウェットを生産する際は、OEMに依頼することをおすすめします。OEMとはOriginal Equipment Manufacturerの略称で、他社ブランドのアイテムを製作・製造代行する企業やメーカーを指します。
OEMではデザインと予算を決定すれば大量生産が容易であり、安定したクオリティが大きなメリットです。少量のＴシャツ程度であれば自社で製作することも可能ではありますが、クオリティが担保されず劣化に弱くなりやすいという欠点があります。
生地が厚く、シルエットにも凹凸があるオリジナルパーカーであれば尚のことです。またOEMではカラーやサイズも調整しやすいため、バラエティーに富んだシルエットのオリジナルパーカーが製作できることも利点といえるでしょう。
オリジナルパーカー・スウェットを企画・生産する流れ
ここでは、オリジナルパーカー・スウェットを企画・生産するフローチャートについてご紹介します。基本的には、事前に企業でアイデアやビジョンをまとめておくことで、生産までの流れがよりスムーズになります。初めての注文でも親身に相談にのってもらえるので、勇気を出して相談してみてくださいね。
1. デザインを決める
オリジナルパーカー製作では、まず自社でデザインを決定します。ラフデザインを複数持ち込んで担当者と相談しても構いません。OEMメーカーの中にはデザイン製作を代行してくれる場合もありますが、別途デザイン料が発生する可能性があることに注意しましょう。
2. 依頼するOEMメーカーを選定する
デザインが決定したら、依頼するOEMメーカーを選定していきます。OEMメーカーを選ぶ際は検索エンジンの活用をおすすめします。「OEM オリジナルパーカー」や「オリジナルパーカー 製作 サイト」などのキーワードで検索し、自社に合う発注先を絞っていきましょう。
3. 商品の素材・色・形などを決める
OEMメーカーの選定後は、商品の詳細をさらに詰めていきます。素材・カラーバリエーション・サイズ・シルエットなどを決め、場合によってはデザインを追加・修正します。トレンドの型や複雑なデザインによっては費用が上がるため、納期や予算と相談しながら進めていくことが大切です。
4. 完成イメージのチェック・見積もり
オリジナルパーカーのディテールが決定した後には、一度試作品をつくってもらいます。実際に製品を手に取ってOKが出たら、最終的な見積りが決定します。メーカーに料金を振り込んだら、いよいよ生産開始です。
5. 発注・生産・納品
生産開始後は、企業が指定した日付と場所に製品が届きます。OMEメーカーによっては、製品完成後のプロモーションやマーケティング方法について相談にのってもらえることもあります。アフターサービスの充実でメーカーを選ぶのも一つの方法です。
オリジナルパーカー・スウェットを生産する費用は？
オリジナルパーカーをOEMメーカーで製作する場合、一枚あたりの予算は平均3,000〜5,000ほどになります。生地によって印刷の方法も変わるため、価格に影響します。ただし一枚のみで注文することは難しいため、実際の発注の際は最低でも10,000〜15,000程度は必要です。メーカーによって基本価格は変動するため、料金表を比べてみましょう。
シルクスクリーンプリントの製版代が5,000〜10,000円であるケースが多いようです。またプリントは一色あたり一枚500〜1,000円ほどで、カラーの数が増えるほど価格も上がっていきます。
さらにアームプリントやバックプリントがある場合も価格が上がります。基本的に発注時のロット数を増やすほど一枚あたりの単価が下がることも覚えておきましょう。また最終的に梱包代の有無を選べるメーカーも存在しています。
オリジナルパーカー・スウェットのOEMを選ぶ際のポイント
ここでは、オリジナルパーカー・スウェットのOEMを選ぶ際のポイントについてご紹介します。初めてのオリジナルパーカー製作では、対応しているOEMメーカーが多くて迷ってしまいますよね。ポイントや注意点を学び、納得感のある生産につなげていきましょう。
取り扱っている生地や素材・形を確認する
OEMメーカーを選ぶ際は、メーカーが取り扱っている生地・素材・形を確認しておくことが大切です。特にインターネットのみで注文する場合は、実物のサイズ感やカラーに食い違いが生じやすいため注意が必要です。
可能であれば、事前に過去の試作品を手に取れるメーカーを選定しましょう。OEMメーカーが出店している展示会に参加することで、実物のイメージを固めながら見積りまで進められることもあります。
デザインや素材などのイメージは明確に決めておく
OEMメーカーの中には、デザイン案がほぼ固まっていない状態でも相談を受け付けてくれるケースがあります。しかし自社で商品イメージが固まっているほうがより話がまとまりやすく、生産までの期間も短縮されるでしょう。
素材・カラー・サイズ・プリントのイメージを伝えるために、他社の既製品を持参する方法もおすすめです。
安さだけでメーカーを決めないようにする
OEMメーカーによって強みとする要素はさまざまです。中には安さを売りにしているメーカーもありますが、価格だけで発注先を決めることは避けましょう。
安いパーカーほど洗濯や劣化に弱かったり、しわが入りやすかったりする可能性があります。価格はあくまで判断材料の一つとして、総合的な要素で選別していきましょう。
デザイン入稿の方法やフローを確認しておく
OEMメーカーでは、メーカーごとのデザイン入稿方法やフローチャートが存在しています。大きな流れは前項とほぼ変わりませんが、工数を事前に把握することでスケジュールに関するトラブルを防止できるでしょう。
特にデザイン入稿の形式は企業によって違うため、指定された拡張子や画像の単位を事前に確認しておくことが大切です。
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