オリジナルサウナハットを作ろう!どんな素材を選ぶべき?
昨今のサウナブームに伴い、各施設でオリジナルサウナグッズの展開が注目されています。中には店舗ごとでオリジナルグッズを作るケースなども多く、全国的な「サ活」の広まりを感じさせますよね。
今回は、オリジナルサウナハットを作る際の素材選びのポイントについてご紹介します。店舗のカラーを反映させたおしゃれで機能性の高いオリジナルサウナハットを作成して、顧客のエンゲージメントを高めていきましょう。
サウナハットに求める効果・性能
ここでは、サウナハットに求める効果や性能についてご紹介します。サウナハットはオリジナリティを演出するだけではなく、健康的・安全にサウナを楽しむために役立つアイテムです。サウナハットの機能面を改めて理解した上で、適切な素材選びにつなげていきましょう。
断熱性
サウナハットには、外からの熱を遮断するための断熱性が求められます。サウナは低くて6 0℃、高くて100℃前後の高温な環境になります。また空気は下から上へ熱が昇る性質を持つため、必然的に頭部に強い暑さを感じるものです。
サウナハットを被ることで外部からの熱をため込みにくくなり、髪の毛へのダメージを抑えられます。またのぼせにくくなるため、サウナハットを被っていないときよりも長時間落ち着いてサウナを楽しめるようになるでしょう。
保湿性・密閉性
日本のサウナでは、ロウリュ時以外は基本的に空気が乾燥しやすくなっています。頭をすっぽりと覆ってくれるサウナハットを被ることで、保湿性と密閉性が担保され、乾燥から守られることでしょう。髪の毛だけではなく頭皮もカバーされるため、痒みやフケ防止にも役立ちます。
また密閉性が高いサウナハットは、深く被ることで視界が制限されます。室内の明かりや他のお客さんが目に入りにくくなるため、集中してサウナを楽しめるようになるでしょう。周りに顔を見られたくない人にも、サウナハットは役立つアイテムです。
耐久性
サウナハットには、耐久性・耐熱性が求められます。サウナ室で使用する以上、熱で劣化しにくい素材であることは必須です。また、汗や温泉施設内の湿度で傷まない素材であることも求められます。
サウナハットを使うシーンでは大量に汗をかくため、一度使用するたびに毎回洗濯をする必要があります。そのため、何度洗濯しても縮んだりケバ立ったりしないような、耐久性を持つ素材が理想的です。さらに屋外で利用する予定もある場合は、直射日光に強い素材を選ぶ必要があるでしょう。
お手入れの簡単さ
年に数回のサウナ利用であれば大きな問題ではないかもしれませんが、月一や週一などでサウナを楽しむ人にとっては、お手入れの簡単さも重要なポイントです。サウナハットは素材ごとに特徴が異なり、お手入れの手間も変わります。
例えばウールやフェルトのサウナハットは、洗濯機を使わずに手洗いすることが推奨されています。他の素材の場合も、基本的には洗濯ネットが必須です。さらに乾燥方法や干し方なども素材によって異なるため、質感だけではなく、実際に使うことを想定した素材選びをすることが求められます。
サウナハットにおすすめの素材4選
ここでは、サウナハットにおすすめの素材を4つご紹介します。高い耐熱性や吸水性が求められるサウナハットは、素材の選択肢が豊富ではありません。だからこそ、素材同士の特徴を見比べやすいというメリットもあります。実際に利用するシーンを想像しながら、ベストな素材を選んでいきましょう。
ウール
ウールは羊の毛から作られた素材ですが、アルパカやアンゴラなどの他の動物から取れる素材もウールと呼ばれる場合があります。また世界に羊は3,000種類以上いるため、同じウールでも質感に違いがあります。
ウールで作られたサウナハットのメリットは、耐熱性や耐久性が高いことです。長年使っても劣化しにくく、形が個性的でおしゃれなデザインが多い点も魅力的です。ただし、洗濯機での丸洗いはできず、基本的に折り畳みができない点には注意しましょう。
リネン
リネンは亜麻科のフラックスという植物から取れる天然の植物繊維です。ウールと違って折り畳みやすいため持ち運びが簡単で、荷物をコンパクトにしたい人におすすめの素材です。また、比較的安価に購入しやすいことも魅力といえるでしょう。
ただし耐熱性や耐久性はウールと比べて劣るため、100℃を超えるような高温サウナを楽しみたい人は注意が必要です。洗濯機で丸洗いができるためお手入れの難易度は低く、特別なケアもほとんど必要ない点はメリットとして挙げられます。
タオル
吸水性抜群のサウナハットを作りたい人には、タオル生地をおすすめします。タオル地は、綿で作られたパイル織りの構造を持つ繊維です。洗濯機で丸洗い可能・折り畳み可能・比較的安価というリネンに似た特徴を持っています。
タオル生地は毛羽が立ちやすいため、定期的なメンテナンスが必要です。とはいえ、一般的なバスタオルやフェイスタオルと同じようにケアをしていれば大きな問題はありません。なお、マイクロファイバーのタオルは耐熱温度が低い傾向にあるため、注意するようにしましょう。
化学繊維
化学繊維は、石油系由来の合成繊維と再生繊維に分けられます。サウナハット作成でおすすめしたい素材は、ポリエステルやナイロンを用いた合成繊維です。軽量かつ耐久性が高いため使いやすく、屋外での利用にもおすすめです。
シワや変形にも強いため気軽に使え、洗濯機でも洗えます。しかし化学繊維を用いたサウナハットはまだ種類が少ないため、利便性の高さとは裏腹に種類が少ない傾向も。作成する場合は、慣れない素材が顧客に受け入れてもらえるかどうかがポイントになるでしょう。
サウナハットの素材には刺繍加工がおすすめ
アパレルアイテムの加工方法は、刺繍かプリントかに大別されます。耐久性・耐熱性が重要視されるサウナハットにおいては、刺繍加工をおすすめします。刺繍加工はアイロンをかけてもほぼ劣化しないほど耐熱性があり、一般的なプリント加工と比べて色褪せしにくいことが特徴です。
実際に展開されているサウナハットも、高温の室内でも耐えられるように、刺繍加工が施されているものがほとんどです。お店のロゴを刺繍する加工がオーソドックスなデザインですが、店名をおしゃれなフォントに変換したデザインなどを用いるのもよいでしょう。
素材によって洗濯の方法が変わることに注意
オリジナルサウナハットを作成する場合は、素材によって洗濯の方法が変わることに注意しましょう。素材ごとの違いを理解するだけではなく、顧客が誤ったお手入れをしないように注意書きを添えることも大切です。
例えばウール製品を洗濯機に入れてしまうと、場合によってはもう使えないほどボロボロになってしまうこともあります。販売する際は手書きの洗濯方法をコピーした紙などを入れておくと、温かみがあり顧客満足度も向上しやすいため効果的でしょう。
オリジナルサウナハットの作成はヨセミテ!
今回は、オリジナルサウナハット作成時の素材選びについてご紹介しました。サウナハットは、自分らしいおしゃれを楽しみつつ安全にサウナで過ごすためのアイテムです。デザイン性だけではなく、機能面でも気遣いを忘れないように心がけましょう。
オリジナルサウナハットの作成には、発注が簡単なオンラインサービスを使うことをおすすめします。なかでも「ヨセミテ」は、初心者の方でも親しみやすい操作性や豊富なラインナップが魅力的な、オリジナルグッズ発注サービスです。まずはヨセミテのラインナップ一覧から、希望するアイテムやデザインを見つけてみてくださいね。