オリジナルキャップの作成方法|プリント?刺繍?詳しく解説

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オリジナルキャップを製作してみたい

現在はさまざまな方法でオリジナルグッズを製作でき、商品の種類も豊富です。その中でもおすすめしたいのが、オリジナルキャップの製作です。Tシャツやキーホルダーなどの定番グッズも人気ですが、オリジナルキャップはさまざまなファッションに取り入れやすく、季節を問わずに楽しめることが魅力だといえます。

今回は、オリジナルキャップの製作方法や、オリジナルキャップを製作する際に知っておきたい知識をご紹介します。

オリジナルキャップのデザインと特徴

ここでは、オリジナルキャップのデザインと特徴についてご紹介します。キャップごとのデザインの違いを学びながら、理想のオリジナルキャップのビジョンを思い浮かべてみましょう。シルエットとデザインを同時に考えることでも、よいアイデアが浮かびやすくなります。

ベースボールキャップ

ベースボールキャップは、代表的なキャップのデザインの一つです。恐らく「キャップ」と聞いたときに、多くの人が思い浮かべるのがベースボールキャップなのではないでしょうか。定番のデザインであるため、幅広いファッションに応用できます。

ベースボールキャップは、丸いトップ部分と前方のツバが特徴的で、トップ部分の縫い合わせ方にはさまざまな種類があります。無地で使用されるケースは少なく、アルファベットやマーク、数字などを取り入れたデザインが多い傾向にあります。

ローキャップ

ベースボールキャップのデザインをベースにしつつ、トップの部分が低いデザインがローキャップです。トップの低さとは相対的に、ツバ部分が長く見えることが特徴です。ベースボールキャップよりも大人っぽく、シンプルなファッションに合わせやすいといえます。

最近はすっきりとしたシルエットのローキャップがトレンドで、スポーティー系やカジュアル系のファッションよりも、落ち着いたコーディネートに合う傾向に。デザインはワンポイントで入れられることが多く、派手なデザインはあまり見かけません。

ジェットキャップ

ローキャップは被りが浅いことが特徴ですが、その中でもトップ部分が5枚のパネル(布の型)によって構成されているものがジェットキャップと呼ばれます。アウトドアシーンや、スポーツカジュアル系ファッションなどに取り入れやすいデザインです。

ジェットキャップはナイロン素材で作られるケースが多く、デザインもシンプルな傾向にあります。模様や柄よりもシルエットが重要視され、ファッショナブルなアイテムとして近年人気が高まっています。

メッシュキャップ

メッシュキャップは、ベースボールキャップの中でもトップ部分がメッシュ素材で作られているキャップです。キャップを構成するパネルのうち、後ろ側の4つのパネルがメッシュで作られているデザインが一般的です。

通気性がよいため蒸れにくく、スポーツシーンやアウトドアシーンで用いられる傾向にあります。また、夏や梅雨の時期など、湿度が高く汗をかきやすい季節に合わせやすいデザインだといえるでしょう。速乾性が重視され、ポリエステル素材が用いられるケースが多いことも特徴です。

刺繍とプリントのメリット・デメリット

ここでは、オリジナルキャップ製作における刺繍とプリントのメリット・デメリットをご紹介します。オリジナルキャップ製作では、おもに刺繍かプリントの二択の中からデザインを選択します。利用用途やデザイン性と照らし合わせながら、適した装飾方法を選択していきましょう。

刺繍のメリット・デメリット

刺繍が施されたオリジナルキャップは高級感があり、カジュアルなシルエットでも洗練されたデザイン性を感じさせます。製作時間が長くなるためコストがかかりますが、ほとんどのキャップのデザインに加工が可能です。

ただしキャップの素材によっては、細かいデザインを反映しにくい場合があります。刺繍はおもに3D刺繍かデザイン刺繍の2種類から選べるため、シーンによって使い分ける必要があります。キャップの生地が厚くなるほど、しっかりとした仕上がりになるでしょう。

シルクプリントのメリット・デメリット

シルクプリントで製作するオリジナルキャップは、コスパが高くリーズナブルに加工しやすいことが特徴です。特に、使用するカラーが少ない場合は価格を押さえられ、一個の製作はもちろん大量生産にも向いています。

そのため、複数人向けに安く注文したい場合はシルクプリントがおすすめです。ただし加工方法によっては対応してもらえない場合もあるため、発注時に確認しておくとよいでしょう。カラーが増えると価格が上がるため、デザインと相談しながら決めていきましょう。

シートのメリット・デメリット

オリジナルキャップでは、刺繍やシルクプリントのほかにも、ビニール製のシートを使ってプリントする方法があります。シートを熱で圧着させる製法で、シルクプリントよりも値段が高くなる傾向にあります。単色・フルカラーともに対応が可能です。

ペタッとした平面状の仕上がりになるため、刺繍と比べると高級感は下がります。その反面、生地がしっかりしているキャップでは全般的に加工可能です。細かいデザインだと対応しにくくなるため、テキストや数字などのシンプルなデザインのプリントが向いています。

帽子のDIYは難しい…オンラインで依頼するのがおすすめ

オリジナルグッズ製作で大きな問題となるのが、グッズの作成方法です。アクセサリーや簡単な雑貨程度なら自作できる場合もありますが、オリジナルキャップやオリジナルTシャツなどはなかなか自分では作れません。

とはいえ、大型の工場やメーカーに注文するのは気が引けるものです。そもそも工場やメーカーでは、個人発注を受け入れてもらえないケースも多い傾向にあります。そこで試したいのが、オンラインのオリジナルグッズ製作サイトへの注文です。

オンラインサイトを利用すれば、パソコンがなくてもスマートフォンだけで注文が可能です。また、クレジットカードを所持していなくても注文できるサイトも多いため、気軽に注文できることでしょう。

オンラインでキャップを製作する手順

ここでは、オンラインでキャップを製作する手順をご紹介します。デザインのデータさえあれば、いつでもどこでも注文できることがオンラインの魅力です。予算や仕上がりイメージを考慮しながらサイトを決めて、個性的なオリジナルキャップを製作しましょう。

利用するオンラインサイトを決める

オンラインでオリジナルキャップを製作する際は、まず利用するオンラインサイトを決めていきます。「オリジナルキャップ 製作」や「オリジナル 帽子 刺繍」などのキーワードで検索すると、いくつかの候補サイトが検索できます。

一般的なキャップであれば、多くのオリジナルグッズ製作サイトのラインナップに組み込まれていることでしょう。素材やデザインを調べながら費用を見比べ、口コミやレビューも参考にしつつサイトを決定します。

帽子のデザイン(シルエット)を選択する

オリジナルグッズ製作サイトでは、複数の帽子のデザインが展開されています。今回ご紹介した代表的なデザイン以外だと、ニット帽やハットなどを取り扱っているサイトも多い傾向にあるでしょう。

その中から希望する帽子のデザインを吟味し、デザイン選定に進みます。帽子によっては最初から素材が指定されている場合もあるため、デザインとの親和性や加工可能かどうかなどを調べながら選びましょう。

素材を選択する

サイトによっては、素材からデザインを選択できる場合があります。オリジナルキャップで用いられる素材は、コットン・ポリエステル・ナイロン・アクリル・デニム・ウール・混紡などが一般的です。

仕上がりをイメージしつつ、用途に合わせて素材を選択していきます。混紡素材は二種類以上の素材が混ざっているため、組み合わせを調べておきましょう。刺繍やプリントなどのデザイン方法によって、適切な素材は変わってきます。

プリントするデザイン・加工方法を決める

帽子のシルエットと素材を決めたら、プリントするデザインや加工方法を決めます。デザインはサイトによって入稿の規定があるため、製作データを上書きせずに、デザインソフト(アプリ)の拡張子のまま編集しやすい状態で保持しておくとよいでしょう。

サイトによっては、入稿したデータを3Dモデルで確認できる場合があります。またデザインが不鮮明な場合は、注意書きを表示してくれるサイトもあります。サイトごとに特徴やサービスが変わるため、細部までよく確認しておきましょう。

見積りを確認して入金する

デザインを入稿して個数を入力したら、見積り料金が表示されます。基本的には、こちらからの入金を確認したあとに製造がスタートします。金額に問題がなければ早めに入金し、仕上がり予定日を待ちましょう。

多くの場合、一定の入金期間が過ぎると注文が自動的にキャンセルされてしまいます。特にあとからのコンビニ支払いや銀行振り込みなどを選択する場合は、期日を忘れないようスケジュール表などに記載しておきましょう。

オリジナルキャップの作成は「ヨセミテ」で!

今回は、オリジナルキャップの製作方法やオリジナルキャップ作りに必要な知識などをご紹介しました。オリジナルキャップのデザインに迷ったら、ブランドロゴやお店の名前などをさまざまなフォントでデザインしてみましょう。

デザイン集やデザイン公開サイトなどで、プロのデザインを参考にするのもおすすめです。もしくは、既製品のキャップの画像を調べ、オリジナルのデザインにアレンジしてみるとよいでしょう。

オリジナルキャップ製作では、グッズ作成サービス「ヨセミテ」の活用をおすすめします。ヨセミテではオンラインで商品選定ができ、デザインカスタマイズや発注なども簡単に行えます。

初めてオリジナルグッズを作る人でもわかりやすい操作方法も、ヨセミテの魅力です。まずはヨセミテの商品ラインナップから、お好みのグッズを探してみてくださいね。

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